子供の頃大人にお父さんのいない子は強いんだよと
励まされた。
お葬式の時は
あんなに小さいのに…
そんな声が聞こえてきます。
私は一生懸命
父親の顔をお酒で拭いながら
お父さんと呼び続け
ひたすら泣き叫んでいた
これが戦争だったら
泣き叫んで…その後どなん未来があったろう。
それぞれの大人の選んだ行動の末路で
天使と悪魔が出てきては脳内で争い悲劇へ繋る日々だったかもしれない…
何故争うのか大人に尋ねたら
人が増えすぎるからだよ…
そう答える人に納得できなかった。
それでも子供心は柔軟で優しさ思いやり悲しみに触れ
それぞれの心を想像出来たら変わると信じて疑わなかった。
終わらせることが出来なくなって敵も味方も見失った命の奪い合い…
泣くまで 笑うまで 痛がるまで 従うまで…
どこまでも悲しい構図。
掲載した作品は
シリア 両親と中部パルミラ遺跡見学中の子供
6年以上前の資料から