童仙房を置いた所が円系の模様部分
炎の走った方向が景色として残る
写真では
上方に炎が流れていますが
窯詰の配置を考慮し
窯内部でどのように炎が走ったか
窯出し後良く観察
この作品は炎が走った後が残りませんが
せんべい(ぼたんもち)模様とのコントラストが鮮明
童仙房での設置の時
奇数で行います
星型の童仙房です
この作品にも炎の走った跡が
淡く景色が上方に流れています
温度を保ちじっくり焼成すると
炎の通った道が作品によって
景色となる
炎の景色を楽しみに焼成
焼き〆
自然釉の効果のない素朴な作風も魅力
焼き〆の作品
円筒付近に設置しましたが
自然釉の効果はなく土味が生きました
ビードロ化や焼き〆土味の変化
それぞれ焼成までの状態で持味が異なる
薪窯で炎の動き流れが景色
模様となることを知り
窯焚きをしながら炎の動きまで
楽しみます
炎は温度ごとに色も変化し
薪の燃える音も味わい深い
論より証拠と言いますが
美術作品は持味、好みがそれぞれ
説明では計り知れないと感じます
使ったり飾ったり
観て感じ
心の安らぎであったり
必要性もそれぞれ
一割から三割が作品として生きる中
気持ちとして
その過程の詳細を残すのは
ひみこ窯と過ごし
作品制作してきた愛情から
少しでも親しんで下されば幸いです
炎の証拠が作品に反映
最前列に設置した作品
自然釉の効果がとても良く出た作品
長時間焼成で薪の灰がガラス化し
焼き溶け流れ付いた景色
お火や薪に押され
破損傾向にある中
生き残ったものです